「無印良品 トラックオイル 詰め替え」は販売されていません
まず、結論からお伝えします。
無印良品の公式サイトで「トラックオイル 詰め替え」という商品は確認できませんでした。
無印良品の公式ECサイト「MUJI net」や公式サイトで検索しても、自動車用のエンジンオイルやギヤオイル、あるいはスケートボードのトラック部分に使う潤滑油などは、現在取り扱っていないのが実情です。
「じゃあ、無印のオイルで代用できないかな?」と思った方もいるかもしれません。
ただ、ここがとても大事なポイントです。
無印良品で販売されているオイルは、ホホバオイルや椿油といった化粧品用や食品用のオイルが中心です。これらは人間の肌や髪、あるいは調理のために作られたものであって、機械や金属部品の潤滑を目的に作られたものではありません。
この記事では、無印良品にトラックオイルがない理由、もし代用を考えるなら何に気をつけるべきか、そして本来のトラックオイルをどこでどう選べばいいのかを、わかりやすく解説していきます。
そもそも「トラックオイル」とは何か
「トラックオイル」という言葉、実は少しあいまいな表現です。
この言葉が指すものは、大きく分けて二つのパターンがあります。
自動車のトラック(大型車両)用のオイル
トラックと聞いて、まず思い浮かぶのは大型の貨物自動車ですよね。この場合の「トラックオイル」は、エンジンオイルやミッションオイル、ギヤオイルといった、エンジンや駆動系の潤滑油を指します。
エンジン内部はものすごい高温・高圧になるので、使われるオイルには、高い耐熱性、洗浄分散性(エンジン内部の汚れを洗い流す能力)、そして長期間の安定性が求められます。
スケートボードのトラック(軸部分)用のオイル
もう一つは、スケートボードの「トラック」という部品。これは、板(デッキ)と車輪(ウィール)をつなぐ金属製の部品で、この内部にあるベアリング(軸受け)に使うオイルのことを指す場合もあります。
この用途では、さびにくく、粘りすぎず、スムーズな回転を保つための低粘度のオイルやシリコンスプレーなどが使われます。
いずれにしても、無印良品にはこれらのいずれのカテゴリにも該当するオイルはありません。
無印良品のオイルで代用できるのか
ここが多くの人が気になるポイントでしょう。
「無印良品のホホバオイル、ドアのきしみに効いたって聞いたけど、トラックにも使えないかな?」
結論から言うと、絶対にやめたほうがいいです。
理由を説明します。
無印良品のホホバオイルは、植物由来の液体ワックスで、人間の皮脂にとても近い性質を持っています。そのため、化粧品として優秀なんです。でも、それは機械の潤滑油としては全く別物という意味でもあります。
無印のオイルで代用してはいけない理由
- 耐熱性がまったく足りない
エンジン内部は100℃を軽く超えます。ホホバオイルや椿油は加熱するとすぐに酸化・劣化し、ベタベタした粘着質な物質に変わります。これがエンジン内部で固まれば、最悪エンジン焼き付きの原因になります。 - 洗浄性・分散性がゼロ
エンジンオイルには、燃焼で発生するスラッジ(汚れ)をオイル中に分散させてフィルターで取り除く働きがあります。無印のオイルにはそんな機能はありません。汚れはそのままエンジン内部にこびりつきます。 - 添加剤が入っていない
市販のエンジンオイルには、防錆剤、摩耗防止剤、酸化防止剤など、さまざまな添加剤が配合されています。無印のオイルは「無添加」が売りですが、それが機械にとっては「無防備」と同じことです。
スケートボードのベアリングに使う場合も同様です。粘度が高すぎて回転抵抗が増えたり、ほこりを吸着して逆にベアリングを傷める原因になります。
つまり、「代用できる」どころか「壊すための行為」に近いという認識を持っておいてください。
では、どこで何を買えばいいのか
無印良品にはないとわかったところで、次は「じゃあどこで買うの?」という話です。
トラックオイル(自動車用エンジンオイルやギヤオイル)を買うなら、以下のようなお店が定番です。
- カー用品店(オートバックス、イエローハットなど)
- ホームセンター(カインズ、コーナン、DCMなど)
- ガソリンスタンド
- Amazonや楽天市場などのECサイト
スケートボード用のベアリングオイルなら、スケートショップやスポーツ用品店、あるいは同じくECサイトで購入できます。
自動車用オイルを選ぶときのポイント
正しいトラックオイル(エンジンオイル)を選ぶには、以下の2つの規格を確認することが基本です。
- SAE規格(粘度):例)10W-30、5W-40など
これはオイルの「硬さ」や「流れやすさ」を示す数値です。車やトラックの取扱説明書に「推奨粘度」が書いてあるので、必ずそれを守りましょう。 - API規格(性能区分):例)SP、CK-4など
オイルの性能レベルを示す規格です。こちらも取扱説明書に指定された規格以上のものを選ぶのが安心です。
これらは、無印良品のオイルには当然ながら記載されていません。
無印良品のオイルが役立つ場面(あくまで限定的に)
ここまでの内容を読むと、「無印のオイルは機械に使ってはいけない」という印象が強まったと思います。それは正しい認識です。
ただ、あくまで自己責任かつ超軽負荷の場面に限って言えば、無印良品のホホバオイルが役立つこともあります。
例えば…
- ドアの蝶番(ちょうつがい)のきしみ音が気になるとき
- ミシンの可動部にごく少量さすとき(ただし、ミシンメーカーは専用オイルを推奨しています)
こういった「人が手で動かす程度の負荷」「発熱しない金属同士の摺動部」には、植物オイルでも一時的な潤滑効果が期待できます。
ただし、これらはすべて「本来の使い方ではない」という前提です。長期的な防錆効果や耐久性はまったく期待できませんし、メーカー保証の対象外になることも理解しておきましょう。
よくある質問
Q1. 無印良品に「トラックオイル」は売っていないのですか?
はい。無印良品の公式サイト、店舗ともに「トラックオイル」という名前の商品は販売されていません。自動車用潤滑油の取り扱い自体がありません。
Q2. 無印のホホバオイルをエンジンに入れたらどうなりますか?
非常に危険です。すぐにエンジンが壊れるわけではありませんが、オイルが高温で劣化し、スラッジを発生させます。最悪の場合、エンジン焼き付きによる大規模な修理費用が発生します。絶対にやめてください。
Q3. スケボーのベアリングに無印の椿油は使えますか?
おすすめしません。粘度が高すぎて回転が悪くなるだけでなく、ほこりを吸着してベアリングを傷める原因になります。ベアリング用の専用オイル(低粘度のもの)を購入してください。
Q4. 無印良品で買えるオイルで、金属のさび止めになりますか?
ホホバオイルには軽いさび止め効果が期待できる場合もありますが、専用の防錆剤と比べると効果は短期間で切れます。屋内の工具などに試すのは構いませんが、重要な機械には使わないほうが無難です。
まとめ:目的に合ったオイルを正しい場所で選ぼう
今回は「無印良品のトラックオイル詰め替え」について調べてみましたが、結論はシンプルでした。
- 無印良品に「トラックオイル」はない
- 無印のホホバオイルや椿油で代用するのはリスクが高すぎる
- トラックオイルはカー用品店やホームセンター、ECサイトで買う
- 選ぶときは粘度(SAE規格)と性能(API規格)をチェックする
無印良品のオイルは、人間の体や暮らしのために作られた優秀な製品です。でも、それはあくまで「人」のためのものであって、「機械」のためのものではありません。
機械を長持ちさせるには、その機械のために開発されたオイルを選ぶのが、結局は一番の近道です。
もし「何を選べばいいかわからない」という場合は、カー用品店のスタッフに車種や用途を伝えて相談するのが確実です。スケートボードなら、スケートショップのスタッフが適切なオイルを教えてくれるでしょう。
正しい知識で、大事なものをしっかり守っていきましょう。

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