毎日使うタオルって、気がつくと引き出しの中でぐちゃぐちゃ。奥から引っ張り出そうとしたら雪崩が起きて、結局全部たたみ直し……なんてこと、ありますよね。
実はタオル収納には、ちょっとしたコツがあります。たたみ方ひとつで、収納できる枚数も取り出しやすさも劇的に変わるんです。
今回は整理収納のプロたちが実践しているテクニックと、本当に使える収納用品をまとめました。もう「タオルが崩れた」なんてイライラとはおさらばしましょう。
なぜタオル収納は失敗するのか
まず根本的な問題から片づけましょう。
タオルがうまく収納できない最大の原因は「適正量を超えている」こと。専門家たちが口をそろえて言うのが「使う枚数と収納スペースのバランスを整える」ことの大切さです。
たとえば家族4人でバスタオルを週に2回交換するなら、必要なのは8枚。予備を含めても12枚あれば十分です。それ以上あるなら、思い切って手放すことを考えましょう。
使わなくなったタオルは、ペットシェルターや動物保護施設に寄付するという選択肢もあります。意外と喜ばれるので、捨てるのに抵抗がある方にもおすすめです。
プロが教える!たたみ方で変わる収納力
収納で大事なのは「どれだけ入れられるか」よりも「どれだけ取り出しやすいか」です。
立てる収納なら「こんまり式」
近藤麻理恵さんが提唱するたたみ方のポイントは、タオルを自立させて引き出しに並べること。
具体的には、まず縦半分に2回折って細長くします。それを3等分に折り返せば、立てられる長方形の完成です。引き出しを開けた瞬間にすべてのタオルが見えるので、在庫管理がラクになります。奥に埋もれて使われないタオルがゼロになるのが最大のメリットです。
浅めの引き出しに最適で、フェイスタオルやハンドタオルにおすすめです。
平積みなら「マーサ式」
アメリカのライフスタイルの達人マーサ・スチュワートが提案するこの方法は、積み重ねても崩れにくいのが特徴です。
タオルを縦に3等分し、さらに半分か3等分に折ります。仕上がりは厚みが均一なコンパクトな長方形。平らに積み上げれば、ホテルのリネン室のような見た目になります。
深さのある棚やバスケットに収納する場合にぴったり。バスタオルなど厚手のものはこちらがおすすめです。
スパのように「丸める収納」
タオルをくるくる丸めて並べると、見た目も美しく、引き出すときの摩擦も少なくなります。
「重ねるより丸めて列を作る」という整理収納アドバイザーの言葉どおり、隣のタオルに干渉せずスッと取り出せるのがメリットです。来客用のタオルを見せる収納にしたいときや、深めのカゴに立てて並べるのに向いています。
収納場所別のベストな整理術
置き場所によって最適な収納方法は変わります。場所ごとの攻略法を見ていきましょう。
洗面所の浅い引き出し
毎日使う場所だからこそ、手間ゼロが理想です。
こんまり式で立てて並べ、あとは仕切りを入れるだけ。アクリル仕切りスタンドのような透明な仕切りを使えば、中身が見えて家族にもわかりやすくなります。
ワイヤー製の仕切りは小さなハンドタオルが隙間から落ちることがあるので、できればアクリルやプラスチック製を選びましょう。
洗面台下の深い収納
奥行きを活かすなら、かごを引き出し代わりに使います。取っ手付き収納バスケットなら、奥のタオルもラクに取り出せます。布製や編み込み素材を選べば、生活感もすっきり隠せます。
中にはマーサ式で平積みしたタオルを。かごごと取り出せるので、掃除もラクになります。
オープンラックや見せる棚
来客の目に触れる場所は、やっぱり見た目が大事です。
スパ巻きにしてかごに並べたり、マーサ式で整然と積み上げたり。統一感のあるかごを使えば、雑貨のようにおしゃれに決まります。ラタン素材のバスケットやホワイトで揃えたボックスが人気です。
家族でキープするためのラベルの力
せっかくきれいに整えても、家族が適当にしまうとすぐに崩れてしまいます。そこで活躍するのがラベルです。
「バスタオル」「フェイスタオル」「来客用」と貼っておけば、誰が見てもどこに何を戻せばいいか一目瞭然です。湿度の高い洗面所では、防水ラベルシールやラベルメーカーで作ったフィルムラベルが長持ちします。
おまけのワンランクアップ術
収納の前段階でできることもあります。
湿気対策には繰り返し使える除湿剤をかごの隅にひとつ入れておくだけで、こもりがちなニオイを防げます。さらにサシェ(香り袋)をしのばせれば、タオルを使うたびにほのかに香る演出もできます。
あともうひとつ。オフィス用の書類立てをタオル収納に転用する裏ワザもあります。横幅がタオルと相性がよく、引き出しの仕切りとして優秀です。
正しいタオル収納で気持ちのいい毎日を
タオル収納が変わると、洗面所や脱衣所の空気まで変わります。
ごちゃごちゃした引き出しを開けるたびに感じていた小さなストレスは、意外と心をすり減らすもの。でも、たたみ方ひとつ、かごひとつで解決できるなら試してみる価値は十分あります。
まずは今日、タオルを全部出して適正量を見極めることから始めてみませんか。本当に必要な枚数だけを、本当に取り出しやすい形でしまう。それだけで、タオル収納の正解にぐっと近づけます。


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