「気がつくと、お気に入りのかぎ針がどこかにいっちゃった…」
「バラバラのケースに入れてるから、使いたい号数がすぐに見つからない!」
編み物が好きな人なら、一度は経験するこの小さなストレス。お気に入りの毛糸で、世界にひとつだけのマイケースを作れたら、そんな悩みともおさらばできます。しかも、道具を大切にしまえるから、編み物の時間がもっと愛おしくなると思いませんか?
今回は、かぎ針編み初心者さんでも挑戦しやすい、実用的でおしゃれな収納ケースの編み方をご紹介します。巻きタイプ、ポーチタイプなど、タイプ別の作り方のコツもお伝えしますね。
自分にぴったりの形を見つけよう!収納ケースのタイプ別メリット
編み始める前に、まずはどんな形のケースが自分の使い方に合うか考えてみましょう。主なタイプは3つ。それぞれに魅力があります。
- ロールアップタイプ(巻きタイプ)
くるくる巻いてひもで結ぶ、昔ながらの定番スタイル。かぎ針を一本ずつ個別のポケットにさせば、取り出しやすくて一目瞭然。場所を取らずに持ち運べるので、編み物カフェに行くときにも重宝します。細長く編むだけなので、実は作り方もとってもシンプルなんです。 - ポーチタイプ
ファスナーやボタンで開閉する、がま口のようなケース。中にポケットをいくつか作れば、かぎ針はもちろん、ハサミや段数マーカー、とじ針などのお役立ち小物もまとめて放り込めます。バッグの中でかぎ針が迷子になる心配がなく、一番手軽に持ち歩けるのが魅力です。 - ブックタイプ(バインダー式)
がま口やリングで閉じるタイプ。革の手帳のような見た目で、開くと中は透明のビニールポケット。お気に入りのクロバー「アミュレ」シリーズみたいなペン型のかぎ針をコレクションしている人に特におすすめです。収納力は抜群ですが、少し作る難易度は高め。慣れてきたら挑戦してみてくださいね。
「私のかぎ針」にぴったりフィット!ポケットサイズの決め方
既製品のケースでありがちなのが、「ポケットが小さすぎて太い針が入らない」「ゆるゆるで抜け落ちちゃう」という悩み。せっかく手作りするなら、あなたの愛用かぎ針にジャストフィットするサイズで作りましょう。
ポケットの幅と高さを決めるコツは、この3ステップです。
- まずは手持ちのかぎ針を全部、机に並べてみる。
- 一番太い針と、一番長い針を選んでサイズを測る。 これが基準になります。
- その基準サイズに「ゆとり」をプラスする。
ゆとりの目安はこちらです。
- ポケットの幅: 針の一番太い持ち手部分の幅 + 0.5cm〜1cm。あまりきつきつだと出し入れが大変なので、少し余裕を持たせてあげてください。
- ポケットの高さ: 針の全長の半分〜2/3くらい。長すぎると針先が隠れてしまい、短すぎるとポロッと落ちやすくなります。
このサイズ感を元に、必要な段数と目数を計算してみてくださいね。
さあ、編み始めよう!タイプ別「かぎ針収納ケース」の作り方
ここからは、実際の編み方のポイントをタイプ別に解説します。ぜひ、お好みの毛糸を選ぶところから楽しんでくださいね。
ロールアップケースの編み方|初心者さんにもおすすめの簡単レシピ
材料例:
- お好きな毛糸(ハリのあるコットン糸や麻混がおすすめ)
- かぎ針(糸に合った号数)
- とじ針、ひも用の毛糸
編み方の流れ:
- 本体を編む:
作りたいケースの横幅(例:30cm)になるよう鎖編みをして、あとはひたすら長編み、またはこま編みで長方形になるまで往復編みします。お好みの高さ(例:20cm)になったら編み終わりです。細編みだと目が詰まって丈夫に、長編みだと軽くて早く編めますよ。 - ポケット部分を編む:
本体の下半分くらいの高さになるように、同じく長方形の編地をもう一枚作ります。こちらは色を変えても可愛いですね。 - ポケットの仕切りを作る:
本体とポケット用の編地を重ねて、底と両サイドをとじ針で縫いつけます。その後、先ほど決めた「ポケット幅」の間隔で縦のステッチを入れていくと、一本ずつ入る仕切りポケットの完成です。 - 仕上げ:
ケースの真ん中あたりに、鎖編みで作ったひもを縫い付けます。くるくる巻いて結べば、持ち運びも安心です。
ポーチ型ケースの編み方|小物も一緒にすっきり収納
ポーチ型は少し立体的な編み方が必要ですが、編み応えがあって楽しいですよ。
- 本体を筒状に編む:
底を輪の作り目から始めて円を増やしていくか、作りたい横幅の鎖編みをして輪にし、ぐるぐると立ち上がりを編んで筒状にします。 - 内布&ポケットを準備する:
ここが、長く愛用するための一番のポイント!編み地だけだと針先が引っかかることがあるので、内側に布をつけると格段に使い心地がアップします。キルティング生地なら針先から本体を守ってくれるのでおすすめです。布にパッチポケットを縫い付けて、針の収納スペースを作りましょう。 - 編み地と内布をドッキング:
筒状に編んだ編み地の中に、同じサイズに縫った内布を入れて、入り口を手縫いでまつりつけます。 - 開閉パーツを付ける:
最後にファスナーを付けたり、フタを編んでスナップボタンで留められるようにすれば完成です。
長く愛用するために。素材選びの大切な話
「せっかく編んだのに、すぐにヘタれてきた…」そんな悲しいことにならないために、毛糸選びは慎重に。
一番のおすすめは、コットンや麻が混ざった春夏糸。洗えて、摩擦に強く、編地にしっかりハリが出るからです。「ハマナカ エコアンダリア」のようなテープヤーンは形が崩れにくく、ケース作りにうってつけ。
逆に、ふわふわモヘアや極太ウールは摩擦で毛玉ができやすく、針先が引っかかりやすいので避けた方が無難です。
色は、濃いめの色の方が汚れが目立たず長く使えますよ。バッグの中での存在感もあって、おしゃれです。
ケース作りをもっと楽しく!便利な手作りキット
「デザインを一から考えるのはちょっとハードルが高いな…」と感じるなら、手芸メーカーが出している手作りキットが断然便利です。必要な材料が全部揃っていて、詳しい作り方説明書も入っているので、失敗なく完成させられます。
- ハマナカ 洗える毛糸でつくる かぎ針編みポーチ キット
ファスナーや持ち手などのパーツもセットになっていて、すぐに作り始められます。洗えるのも嬉しいですね。 - クロバー ツールケース手作りキット
かぎ針だけじゃなく、棒針やハサミなどの道具もまとめて整理できるバインダー型が作れるキットです。透明のビニールポケット部分は出来上がっているので、カバー部分を編むのに集中できますよ。
まとめ|お気に入りの毛糸で、かぎ針に「戻る場所」を作ってあげよう
いかがでしたか?
かぎ針の収納ケースの編み方は、ちょっとしたコツさえ掴めば、初心者さんでも必ず完成させられるプロジェクトです。
何より、自分の手で編んだケースに愛用の道具をしまう時間は、何にも代えがたい豊かな気持ちになりますよね。使うたびに愛着がわいて、編み物の時間がもっと楽しくなるはずです。
さあ、あなたもお気に入りの毛糸で、世界に一つだけの「かぎ針の収納ケース」を編んでみませんか?
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