「押入れって、なんでこう使いにくいんだろう…」
そう思ったこと、ありませんか?
奥行きがありすぎて、奥のものを取るたびに手前のものを全部出さなきゃいけない。天袋は何を入れたかすら忘れてしまう。気がつけば布団がカビ臭くなっていた、なんて悲しい出来事も。
でも、それってあなたの整理整頓スキルの問題じゃないんです。押入れという空間に合った「収納ケース」を選んでいないだけかもしれません。
今回は、押入れの奥行き問題を解決してくれるケースの選び方と、本当に使えるアイテムをご紹介します。これでもう、押入れの前でため息をつく日々とはおさらばしましょう。
なぜ押入れは使いにくいのか?原因を知れば解決策が見える
押入れが使いにくい理由、それは日本の住宅事情と深く関係しています。
昔ながらの押入れは、布団をしまうために設計されています。だから奥行きは75cmから80cmほどあり、大人が腕を伸ばしても奥まで手が届かない。でも現代では、布団だけでなく衣類や本、季節家電など、さまざまなものを収納する空間に変わっています。
このミスマッチが、押入れの使いにくさの正体です。
つまり、必要なのは「奥行きを味方につける収納ケース」を選ぶこと。それだけで、押入れは家の中で最も優秀な収納スペースに変わります。
まずはメジャーを手に取って!押入れの寸法を測ろう
収納ケースを買いに行く前に、絶対にやってほしいことがあります。それは、自宅の押入れの寸法を測ること。
測るべきポイントは3つです。
1. 間口の幅
引き出し式のケースを横に何個並べられるかを決める、最重要ポイントです。押入れの柱から柱までの内寸をしっかり測りましょう。意外と見落としがちなのが、襖や扉の取っ手部分。ケースを出し入れするときに干渉しないかも確認してください。
2. 奥行き
市販の押入れ収納ケースの多くは、奥行き74cm前後で作られています。でも、古い家だと78cmあったり、逆にリフォーム済みで70cmしかなかったり。奥行きが足りないとケースがはみ出して扉が閉まらない、なんて悲劇も起こります。
3. 枕棚の高さと位置
押入れ上部の収納スペースである枕棚や天袋の高さは、家によってまちまち。ここにちょうど収まるケースを選ぶには、正確な高さと奥行きの測定が必須です。「あと1cm入らなかった」という失敗談はかなり多いんですよ。
この3つを測ったら、いよいよ自分にぴったりの押入れ収納ケースを探しに行きましょう。
奥行き問題はこれで解決!引き出し型・キャスター付きケース
押入れ収納の最大の敵は「奥のものが取れない」こと。このストレスを一発で解消してくれるのが、キャスター付きの引き出し型収納ケースです。
無印良品のポリプロピレン収納ケース
押入れ収納の定番中の定番といえば、無印良品 ポリプロピレン収納ケース 引出式 深型です。
奥行き74cmというサイズ感が、まさに押入れのために生まれてきたような絶妙さ。キャスター付きで重い衣類を入れてもスムーズに引き出せます。半透明の素材なので、どこに何が入っているかも一目瞭然。
ただし、注意点がひとつ。無印良品の収納ケースは2019年頃にリニューアルされていて、旧型と新型では積み重ねる際の互換性がないんです。買い足すときは、今持っているものがどちらのタイプか確認してからにしましょう。型番の末尾が「A」なら新型、「0」なら旧型です。どうしても新旧混在させたいときは、別売のジョイントパーツを使うという手もありますよ。
ニトリのNポルダ ディープキャスター
ニトリ Nポルダ ディープキャスターも、押入れにフィットする奥行き設計の人気商品です。
無印良品より若干価格が抑えめで、カラーバリエーションが豊富なのが嬉しいポイント。クリアタイプを選べば中身が見えるので、どこに何をしまったか忘れてしまう心配もありません。
このタイプのケースを選ぶときのコツは、押入れの間口に合わせて横幅の組み合わせを考えること。例えば間口が152cmなら、幅39cmのケースを3つ並べると117cmで少し余裕があり、幅44cmなら3つで132cm。余ったスペースにはスキマ収納を入れるのもアリですね。
縦の空間を無駄にしない!積み重ね・連結型ケース
押入れは横に広いだけじゃなく、縦にも空間があります。この上下スペースを無駄なく使えるのが、積み重ねられる連結型の収納ケースです。
天馬のFits(フィッツ)ケース
天馬 Fits フィッツケースの魅力は、なんといってもサイズ展開の豊富さ。
衣類用の深型から、小物整理に最適な浅型まで、押入れの高さに合わせて自由に組み合わせられます。連結ロック機能がしっかりしているので、地震でズレたり落下したりするリスクが少ないのも安心材料です。
衣替えの季節に合わせて、上段にオフシーズンの服、下段に今着る服というように使い分けるのがおすすめ。キャスターは付いていませんが、軽量タイプなら女性でも持ち上げて取り出せます。
アイリスオーヤマのメタルラック チェスト
アイリスオーヤマ メタルラック チェストは、スチール製の頑丈さが頼りになるシリーズです。
布団を入れるには向かないものの、本や書類、ちょっとした工具など重量物の収納には最適。スライドレールが付いているので引き出しもスムーズで、押入れを作業スペースの延長として使っている人にもおすすめできます。
布団や季節家電はこれでしまおう!大容量ボックスと布団袋
押入れの主役とも言える布団。来客用布団や子どものおねしょ対策用など、普段は使わないけれど手放せない布団類の収納には、専用の布団袋や大容量ボックスが欠かせません。
ニトリの高さ調節ができる布団収納バッグ
ニトリ 高さ調節 布団収納バッグは、その名の通り高さを変えられる優れものです。
敷布団と掛け布団では厚みが違いますし、圧縮しすぎると布団のふんわり感が損なわれてしまいます。このバッグなら布団の種類に合わせて高さを調節できるので、ちょうどいい塩梅で収納可能。透明窓付きで、どの布団が入っているかひと目でわかるのも地味に便利です。
IKEAのSKUBB(スクッブ)シリーズ
IKEA SKUBB スクッブ 収納ケースは、通気性のいい不織布素材がポイント。
押入れで一番怖いのは湿気とカビです。密閉しすぎると布団が呼吸できず、気づけばカビが生えていたなんてことにもなりかねません。その点、SKUBBは適度な通気性があり、布団を圧迫せずに収納できます。使わないときは折りたためるので、収納ケース自体の収納場所にも困らないというわけです。
天袋・枕棚のデッドスペースを攻略!取っ手付き・浅型ケース
押入れの上部にある枕棚や天袋。「とりあえず突っ込んでおく」だけになりがちな空間ですよね。でも、適切なケースを選べば、ここが驚くほど使える収納スペースに変わります。
ライクイットの見せる収納ケース
ライクイット Like-it 収納ケースは、天袋収納のために生まれたようなアイテムです。
軽量で持ち手が付いているので、高い場所からでも安全に取り出せます。浅型のケースを選べば、中に何が入っているかも一目瞭然。シーズンオフの小物や予備のタオル、書類の保管にぴったりです。
無印良品のやわらかポリエチレンケース
無印良品 やわらかポリエチレンケースは、その柔軟性が最大の武器。
枕棚の奥行きが中途半端で、既製のケースが入らなかったという経験、ありませんか?このケースは素材が柔らかいので、多少のサイズ差なら形を合わせて収まってくれます。取っ手付きで、高所からの取り出しもしやすい設計です。
収納するもの別に見る、失敗しないケース選びのポイント
押入れ収納ケースは、何を入れるかによって最適なタイプが変わります。シーン別にまとめてみましょう。
来客用布団(使用頻度:年数回)
年に数回しか使わない来客用布団は、通気性のいい布団袋で収納するのがベスト。湿気対策として、乾燥剤を一緒に入れておくのを忘れずに。取り出すのは来客時だけなので、キャスター付きでなくても大丈夫です。
子供のおもちゃ(使用頻度:毎日〜週数回)
出し入れの頻度が高いものは、絶対にキャスター付きの引き出し型を選んでください。子供が自分で出し入れできる高さに設置すれば、片付けの習慣も身につきます。透明または半透明の素材なら、どこに何があるか子供でもわかりますよ。
防災グッズ(使用頻度:ほぼなし、緊急時は即必要)
いざというときにすぐ取り出せるかが命綱の防災グッズ。押入れの一番手前に、取っ手付きの軽量ケースで収納するのがおすすめです。中身がわかるようにラベリングも忘れずに。
季節家電(扇風機・ストーブなど、年単位のシーズンオフ)
重さがあるので、キャスター付きケースか、軽量の大容量ボックスが適しています。コード類は本体に巻き付けるのではなく、別の袋にまとめて一緒に入れておくと、次のシーズンにすぐ使えます。
やってしまいがちな失敗例から学ぶ、選び方の注意点
先輩たちの失敗から学んでおきましょう。意外とやらかしがちなポイントです。
「キャスターの向きを間違えた」
キャスター付きケースは、引き出す方向にキャスターが転がるように設置しないと意味がありません。でも、押入れの間口に対して横向きにキャスターが付いていると、思うように引き出せずストレスに。購入前に、どちらの方向に引き出すのかをイメージしておきましょう。
「高さが1mm足りずに枕棚に入らなかった」
枕棚の高さギリギリを狙ったケースが、実際に入れてみたらわずかに入らなかった。これはかなりあるあるな失敗です。高さを測るときは、棚板の下側についている金具やレールの存在も忘れずに。余裕をもって1cmは低いものを選ぶのが安全です。
「重さでケースが変形した」
安価なケースに重い本を詰め込んだら、底が抜けそうになったり、引き出しが歪んで動かなくなったり。重量物を入れるなら、スチール製や補強リブ入りの丈夫なケースを選びましょう。ポリプロピレン製でも、無印良品や天馬のような信頼できるメーカーのものなら安心です。
押入れ収納ケースで、暮らしをもっと快適に
押入れは、ただの物置きではありません。正しい収納ケースを選べば、家の中で最も機能的で大容量のストレージスペースになります。
奥行き問題は引き出し型とキャスターで解決し、縦の空間は積み重ね型で活用し、デッドスペースになりがちな天袋は取っ手付きの浅型で攻略する。この3つの視点で押入れを見直すだけで、収納力は格段にアップします。
まずはメジャーを持って押入れの前に立つこと。それから、ここで紹介した押入れ収納ケースを参考に、自分にぴったりの一台を探してみてください。
収納が変われば、毎日の暮らしがもっとスムーズになりますよ。
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