散らかった部屋をどうにかしたい。でも、何から手をつければいいのかわからない。そんな風に感じているなら、まず知ってほしいことがあります。整理収納のプロたちの間で、今、「全部を隠す」収納はちょっと古い考え方になりつつあるんです。
大事なのは、使う頻度で分けること。
整理収納アドバイザーの中山真由美さんは、「1軍(よく使う)」「2軍(たまに使う)」「3軍(ほとんど使わない)」に分けて、1軍はあえて出す収納を提案しています。これを聞いて、僕も目から鱗でした。確かに、毎日使うリモコンや鍵を、いちいち引き出しにしまうのって面倒ですよね。
今回は、プロの知恵と最新のテスト情報をもとに、本当におすすめできるホーム収納用品を目的別にご紹介します。「浮かせる」「見せる」「隠す」の3つの視点で、あなたの部屋を片付く空間に変えていきましょう。
まずは基準を決めよう。「出す・見せる・隠す」で暮らしは変わる
ただ収納用品を買い足すだけでは、部屋は片付きません。なぜなら、出し入れの動線が悪かったり、デッドスペースがそのままだったりすれば、結局散らかるからです。
そこで基準にしたいのが、この3つの分類です。
- 1軍(よく使う):出しっぱなしにしてOK。動線上に置いて時短を叶える。
- 2軍(たまに使う):見せる収納でおしゃれに。生活感をプラスの印象に変える。
- 3軍(ほとんど使わない):隠す収納で徹底的にスッキリ。
このルールに従えば、収納の「仕組み」が自然と整います。「捨てるだけが正解じゃない」という中山さんの言葉通り、まずは自分の持ち物を3つに分けることから始めてみてください。
浮かせる収納でデッドスペースを味方につける
賃貸だと、壁に穴を開けられないからと諦めていませんか? 今は優秀な「浮かせる収納アイテム」が豊富なんです。床に物を置かないことで、掃除が圧倒的に楽になるというメリットもあります。
玄関や洗面所で大活躍するマグネット収納
玄関ドアや洗濯機の側面。そのマグネットが付く場所、収納スペースに早変わりします。
- 山崎実業 tower マグネットキーケース:鍵やちょっとした小物を、ドアに貼り付けておける。出かける時、帰った時の動線がスムーズで、もう「鍵どこ?」とは無縁です。
- 山崎実業 tower マグネット洗濯ハンガーラック:洗濯機横にタオル掛けや小物干しを増設できます。towerシリーズは機能性とデザインのバランスが良いと、常に人気の上位にいます。
キッチンの作業台を広く保つつっぱり棒ラック
狭いキッチンこそ、縦空間をフル活用するのが鉄則です。
- 平安伸銅工業 SPLUCE キッチン スリムポールラック:つっぱり棒技術で有名な平安伸銅工業のアイテム。シンク上やちょっとした隙間に設置して、ラップや調味料を浮かせて置けます。作業台が広くなるだけで、料理の効率が全然違ってきますよ。
「見せる収納」でおしゃれさと使いやすさを両立
よく使う2軍のアイテムは、隠すよりも見せる方が合理的です。でも、出しっぱなしは生活感が出るんじゃないか……そんな心配には、デザイン性の高い収納ボックスが効きます。
素材と色を統一して生活感をオフ
見せる収納のコツは、ボックスの素材感とカラーを揃えること。ナチュラル系、無機質なグレー系など、部屋のテイストに合わせて選びましょう。
- Gordon Miller フォールディング コンテナラック50L:アウトドア風のデザインがおしゃれで、リビングにそのまま置いても画になります。間口が広く、中身も取り出しやすいからストレスフリーです。
- サンアール 折りたたみ式収納ボックス M:このボックスのすごいところは、横からも含め5方向からアクセスできること。キッチンの可動式ストッカーとして使えば、どこに何があるか一目瞭然で、食材の買い忘れも防げます。
「ちょい置き」を様にするキャリーボックス
リビングに散らかりがちなリモコンやハンドクリームといった細々したもの。これを「様になる」状態にできるアイテムが人気です。
- KEYUCA スマホを立てかけられる収納キャリーボックス ライトグレー:雑誌の比較テストでも高評価だった実力派。取っ手が付いていて、家中どこへでも持ち運べるのが強みです。スマホを立てかけられる機能は、充電中やレシピ動画を見ながら料理する時にも本当に便利。僕もこれを使ってから、リビングテーブルの上に物が散らばることがなくなりました。
「隠す収納」でスッキリを極める
3軍のもの、つまり年に数回しか使わない書類や季節家電、ストック品などは、徹底的に視界から消しましょう。そのためには、収納力の高さと、出し入れのしやすさが重要です。
スタッキングとカスタマイズで隙間を制する
クローゼットの上段や下のデッドスペースを埋めるなら、組み合わせ自在なボックスが正解です。
- 無印良品 再生ポリプロピレン入り 小物収納ケース:中身が見えないホワイトグレーが人気の理由です。半透明だとどうしても雑多な印象になりますが、これならスッキリ。豊富なサイズから必要なものを選んで、自由に積み重ねられます。クローゼットの天袋が、まるで最初から造り付けだったかのようにピタッと決まりますよ。
- FlexiSpot ST 収納ボックス:折りたたみ式ですが、非常に頑丈で観音開きの扉がついています。書類や工具を入れてリビングに置いても、安っぽく見えません。とにかく頑丈な収納が欲しいという方にイチ押しです。
一人暮らしの狭い部屋こそ試してほしい「時短」アイデア
ワンルームや1Kでは、一つの家具に複数の役割を持たせることが何より大切です。
- LOWYA コンパクトデスク:奥行きが小さいから、ワンルームのわずかな壁面にも置けます。デスクとして使わない時は、ディスプレイラックや簡易的なキッチンカウンターとしても機能します。
- キャスター付き収納のすすめ:どのボックスを選ぶにしても、自分でキャスターを付ける改造は非常に有効です。重いストック品を入れたボックスも、簡単に引き出せて掃除もラク。プロも実践している、地味だけど効果的なテクニックです。
おすすめしてきたホーム収納用品は、単なる「物入れ」ではありません。あなたの動線をスムーズにし、片付けのストレスを減らし、お気に入りの部屋で過ごす時間を増やしてくれるパートナーです。
まずは、今一番気になる場所の「1軍」を決めて、小さく始めてみませんか? そこから片付いていく実感が、きっと家中を快適にする最初の一歩になります。
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