「大容量」と書いてある収納ケースを買ったのに、いざ使ってみると思ったより入らない、取り出しにくい、部屋に置いたら圧迫感がすごい……。こんな経験、ありませんか?
実は、大容量収納ケースを選ぶときに一番大切なのは「とにかく大きいもの」を選ぶことではありません。何を収納するか、どこに置くかによって、ベストなサイズや素材はまったく変わってきます。
この記事では、大容量収納ケースの基本的な選び方と、目的別におすすめのアイテムを紹介します。これを読めば、収納ケース選びで失敗するリスクをぐっと減らせるはずです。
大容量収納ケースを選ぶ前に確認したい3つのポイント
収納ケースを買って「失敗した」と感じる人の多くは、サイズ感をしっかり確認していません。まずは以下の3つをチェックしてから商品を探し始めましょう。
設置場所のサイズを必ず測る
当たり前のようで、意外と飛ばしがちなのがこの工程。「だいたいこのくらい」で買うと、収納場所に収まらなかったり、逆にスカスカで空間を無駄にしたりします。
収納ケースを置く予定の場所の幅・奥行・高さをメジャーで測り、その数値をメモしておきましょう。特に奥行きは、収納ケースの「前後の長さ」と一致するので要チェックです。
何を収納するのかを具体的に決める
「とりあえず大容量」で買うと、中身がごちゃごちゃになって使い勝手が悪くなります。衣類なのか、書類なのか、おもちゃなのか、アウトドア用品なのか。収納するものによって適したサイズや素材が変わります。
たとえば衣類なら、頻繁に出し入れするものは引き出しタイプ、シーズンオフのものはボックスタイプがおすすめです。重たい工具やキャンプ用品なら、頑丈なプラスチック製が向いています。
収納ケースの「深さ」に注目する
整理収納の専門家によると、収納ケースの使い勝手を左右する最大のポイントは深さなんだとか。
普段使いするものを収納するなら、深さ200〜250mm程度がベスト。これくらいの深さなら、奥にしまったものも取り出しやすく、中身が埋もれてしまうこともありません。
逆に、深さ300mm以上のケースは、かさばるものやシーズンオフの衣類など「頻繁に開けないもの」の保管に向いています。あまりに深いケースに毎日使うものを入れると、取り出すたびにイライラしてしまうので注意が必要です。
素材別の特徴と選び方
大容量収納ケースの素材は大きく分けて「プラスチック製」と「ファブリック製」の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の使い方に合った方を選びましょう。
プラスチック製の特徴
プラスチック製の収納ケースは、耐久性と密閉性が強みです。湿気を防ぎたい衣類や、重たいものを入れたい場合に適しています。フタ付きタイプならホコリも入りにくく、積み重ねも可能なものが多いです。
一方で、通気性が良くないので、湿気の多い場所で使うときは注意が必要です。また、サイズが大きくなるとそれなりに重量も出るので、移動を頻繁にする場合はキャスター付きを選ぶとよいでしょう。
ファブリック製(布製)の特徴
ファブリック製は、通気性が良く、見た目が柔らかいのが魅力です。クローゼットの中や寝室など、インテリアに馴染ませたい場所に向いています。軽量で持ち運びもしやすいのもポイントです。
デメリットは、プラスチック製に比べて強度が劣ること。重たいものを入れると型崩れしたり、耐久性が落ちる場合があります。また、液体をこぼすと染み込んでしまうので、キッチンや水回りでの使用には不向きです。
タイプ別の特徴と選び方
引き出しタイプ
整理整頓がしやすく、奥のものまで取り出しやすいのが特徴です。衣類や書類など、頻繁に出し入れするものに最適。ただし、引き出しをスライドさせるためのスペースが必要なので、設置場所の前方に余裕があるかを確認しましょう。
ボックスタイプ(蓋付き)
シーズンオフの衣類やブランケット、アウトドア用品など、あまり開け閉めしないものの保管に向いています。フタを閉めればホコリを防げ、積み重ねもしやすいのがメリット。ただし、下に積んだものは取り出しにくくなるので、重いものは上に入れるなどの工夫が必要です。
キャスター付きタイプ
掃除のときや模様替えのときに楽に移動できるのが利点です。大容量のケースは中身を入れると重くなるので、キャスター付きを選ぶと快適に使えます。ただし、フローリングでは傷がつく場合があるので、床材に合ったキャスターかどうかも確認しておきましょう。
おすすめの大容量収納ケース
ここからは、実際に購入できるおすすめの大容量収納ケースを紹介します。いずれも専門通販サイトでスペックが確認できている製品です。
1. アイリスオーヤマ RVBOX 800
特徴
アウトドアや車のトランク収納を想定して設計された、タフなプラスチック製ボックスです。容量は約57Lと大容量でありながら、耐荷重はなんと80kg。フタを閉めたまま積み重ねができるので、限られたスペースを有効活用できます。
メリット
頑丈なつくりで、工具やキャンプ用品など重たいものを入れても安心。フタはベンチや踏み台としても使えるので、アウトドアシーンで重宝します。
デメリット
頑丈さを重視したデザインのため、インテリア性は高くありません。部屋の中というよりは、ガレージやベランダ、車載用途に向いています。
向いている人
キャンプ用品や車載グッズをまとめたい人。頑丈な収納ケースを探している人。
向いていない人
クローゼットの中で衣類を収納したい人。デザイン性を重視する人。
購入前の注意点
容量は大きいですが、設置場所のサイズは必ず確認してください。また、密閉性は高いものの、湿気がこもりやすいので、衣類を長期間保管する場合は乾燥剤を入れるなどの工夫が必要です。
2. エスコ(ESCO) 大容量キャリーケース
特徴
奥行きが74cmと大容量で、衣替えの衣類やシーズンオフの布団カバーなどをまとめて収納できるプラスチック製ケースです。底面にはキャスターが付いているので、重くなっても楽に移動できます。
メリット
キャスター付きで移動がラクなので、クローゼットの奥やベッド下など、取り出しにくい場所に収納してもストレスが少ないです。大容量なので、かさばるものをひとまとめにできます。
デメリット
頻繁に開け閉めする用途には向きません。あくまで「しまっておく」ためのケースです。
向いている人
衣替えの衣類や、普段使わない季節ものの収納をしたい人。収納場所を頻繁に変えたい人。
向いていない人
毎日のようにアクセスするものを入れたい人。
購入前の注意点
プラスチック製のため、通気性は良くありません。衣類をしまうときは、洗って完全に乾燥させてから収納しましょう。湿ったまましまうとカビの原因になります。
大容量収納ケースに関するよくある疑問
Q. 大容量の収納ケースは何リットルくらいが目安ですか?
特に決まりはありませんが、一般的に「大容量」と呼ばれるものは40L〜70L程度のものが多いです。ただし、リットル数だけにこだわらず、深さと設置場所のサイズを優先して選ぶことをおすすめします。
Q. プラスチック製とファブリック製、どっちがいいですか?
収納するものと置く場所で決めましょう。湿気を防ぎたい、重いものを入れたいならプラスチック製。通気性を重視する、見た目を柔らかくしたいならファブリック製が向いています。
Q. 収納ケースを積み重ねるコツはありますか?
プラスチック製の場合は、スタッキング可能な製品を選べば簡単に積み重ねられます。その際、重いものは下、軽いものは上を基本にすると安定します。ファブリック製は積み重ねに不向きなので、ラックに並べるなどの方法を検討しましょう。
まとめ
大容量収納ケースを選ぶときは、まず「どこに」「何を」収納するのかを明確にすることが何より大切です。
とくに収納ケースの深さは見落としがちですが、使い勝手を大きく左右するポイント。普段使いするものには深さ200〜250mm、かさばる保管用には深さ300mm以上を目安に選ぶと失敗が少ないでしょう。
素材はプラスチック製とファブリック製、タイプは引き出しとボックスで特徴が異なります。自分の使い方に合ったものを選べば、大容量収納ケースはきっと頼もしい味方になってくれます。
今回紹介したアイテムを参考に、あなたにぴったりの大容量収納ケースを見つけてみてください。スペックや価格は変更される場合があるので、購入前には必ず販売ページで最新情報を確認することをおすすめします。
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