SEO対策を始めるときに、最初にぶつかるのが「対策キーワード」の選定です。
「どんなキーワードを狙えばいいんだろう?」
「検索ボリュームが大きいワードを選べばいいの?」
「ツールは何を使えばいいの?」
こうした疑問をお持ちの方に向けて、この記事では対策キーワードの基本的な意味から、効果的な選び方の手順、おすすめの調査ツールまでをわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、SEO対策の第一歩であるキーワード選定を、迷わず進められるようになります。
対策キーワードとは?SEOにおける役割と定義
対策キーワードとは、SEO対策において「自社のサイトや記事を検索エンジンで上位表示させるために狙うキーワード」のことです。
もう少し具体的に言うと、ユーザーが検索エンジンに入力する語句のうち、自分の発信したい情報とマッチするものを選び、そのキーワードを軸にコンテンツを作ることを指します。
SEO対策の成否は、この対策キーワードの選定に大きく左右されます。なぜなら、どれだけ質の高いコンテンツを作っても、ユーザーが検索しないキーワードを狙っていてはアクセスを得られないからです。
逆に、ユーザーが実際に検索するキーワードを正しく選べれば、検索エンジン経由で見込みの高いユーザーにコンテンツを届けられるようになります。
つまり、対策キーワードの選定は、SEO施策の土台であり、最も重要な工程のひとつと言えるでしょう。
対策キーワードを選ぶ前に知っておきたい3つの種類
対策キーワードを選ぶときには、キーワードの種類を理解しておくことが大切です。大きく分けて、以下の3つがあります。
ビッグキーワード
検索ボリュームが非常に大きく、多くのユーザーが検索するキーワードです。たとえば「SEO」「ダイエット」「旅行」などが該当します。
メリットは、上位表示できれば大量のアクセスが見込めることです。しかし、その分競合サイトも多く、初心者が短期間で上位表示するのは難しいでしょう。
ミドルキーワード
ビッグキーワードほど検索ボリュームは大きくありませんが、ある程度の需要があるキーワードです。たとえば「SEO 初心者」「ダイエット 食事法」などが該当します。
競合性と検索ボリュームのバランスが取りやすく、中級者向けのSEO施策で狙われることが多いです。
ロングテールキーワード
3語以上で構成される、より具体的で検索ボリュームの小さいキーワードです。たとえば「SEO 初心者 キーワード 選び方」「ダイエット 食事法 簡単 レシピ」などが該当します。
検索ボリュームは小さいものの、競合が少なく、購買意欲や課題意識が強いユーザーにリーチしやすいのが特徴です。検索ボリュームの目安としては、月間1,000未満のキーワードを指すことが多いです。
初心者の方は、まずこのロングテールキーワードから狙っていくのがおすすめです。
効果的な対策キーワードを選定する6つのステップ
ここからは、実際に対策キーワードを選定する手順をステップごとに解説します。
ステップ1:テーマを決める
まずは、自分が発信したい情報の大枠となるテーマを決めます。何についてのコンテンツを作りたいのか、誰に向けて発信したいのかを明確にしましょう。
テーマがぼんやりしていると、後続のキーワード選定も曖昧になってしまいます。自社の事業や商品、または自分の得意分野などをベースにテーマを設定してください。
ステップ2:関連キーワードを洗い出す
決めたテーマに関連するキーワードを、できるだけ多く洗い出します。この段階では、数が大事です。質よりも量を意識して、思いつくキーワードをすべて書き出してみましょう。
この作業を効率化するには、後述するキーワード調査ツールが役立ちます。また、Googleの検索窓でテーマを入力したときに表示されるサジェストキーワードも、ユーザーが実際に検索しているキーワードを知るうえで非常に参考になります。
ステップ3:キーワードをグループ化する
洗い出したキーワードを、テーマや意図ごとにグループ化します。たとえば「SEO対策」というテーマであれば、「ツール」「ノウハウ」「初心者向け」「効果測定」などのグループに分けると整理しやすくなります。
このグループ化は、後で記事の構成を考えるときにも役立ちます。どのグループに属するキーワードが多く、どのグループに不足があるかが可視化されるからです。
ステップ4:検索ボリュームを調査する
グループ化したキーワードそれぞれについて、実際にどのくらいのユーザーが検索しているかを調べます。ここで重要なのが、検索ボリュームだけに頼らないことです。
検索ボリュームが大きいキーワードは魅力的に見えますが、競合も多く、初心者がすぐに上位表示するのは難しいでしょう。一方、検索ボリュームが極端に小さいキーワードは、たとえ上位表示してもアクセスが見込めません。
自社のリソースやサイトの規模に合わせて、適切なボリュームのキーワードを選ぶことが大切です。
ステップ5:キーワードを精査する
検索ボリュームが分かったら、次はそのキーワードが本当に狙うべきかどうかを精査します。ここで確認すべきポイントは主に以下のとおりです。
- 検索意図に合っているか:ユーザーがそのキーワードで検索するとき、どんな情報を求めているか
- 競合の状況はどうか:検索上位のサイトはどんなコンテンツを出しているか
- 自社で価値あるコンテンツを作れるか:そのキーワードに対して、自分たちがユーザーの期待を超える情報を提供できるか
この精査をしっかり行うことで、無駄な記事作成を防ぐことができます。
ステップ6:対策キーワードを決定する
ここまでのステップを経て、最終的に狙う対策キーワードを決定します。複数のキーワードを選んでも構いませんが、1つの記事に対しては基本的に1つのメインキーワードを設定するのがよいでしょう。
選定したキーワードは、記事のタイトルや見出し、本文に自然に盛り込んでいきます。
対策キーワードを調べるおすすめツール5選
対策キーワードの選定には、調査ツールの活用が欠かせません。ここでは、無料と有料の代表的なツールを紹介します。
1. ラッコキーワード
GoogleやYahoo!、Bingなどのサジェストキーワードを一括で取得できる無料ツールです。
- 特徴:検索窓に入力するだけで、各検索エンジンのサジェストキーワードをまとめて表示
- メリット:無料で使え、操作が直感的で初心者にやさしい
- デメリット:検索ボリュームの正確な数値は別途確認が必要
- 向いている人:キーワードのアイデア出しを効率的に行いたい初心者
- 向いていない人:検索ボリュームまで含めて詳細に調査したい中上級者
- 注意点:1日の利用回数に制限があります。会員登録(無料)で利用回数を増やせます。
2. Googleキーワードプランナー
Google広告が提供するキーワード調査ツールです。
- 特徴:月間検索ボリュームをGoogleのデータに基づいて調査できる
- メリット:Google公式のデータであり、信頼性が高い
- デメリット:広告アカウントの開設が必要。出稿実績がないと検索ボリュームが大まかな数値(例:1万〜10万)でしか表示されない。
- 向いている人:検索ボリュームの大まかな傾向を把握したい人
- 向いていない人:正確な数値で検索ボリュームを厳密に比較したい人
- 注意点:データはあくまで広告向けのものであり、SEOの検索ボリュームと完全に一致するわけではありません。
3. Googleトレンド
キーワードの検索人気の変化や地域別の関心度を可視化できるツールです。
- 特徴:キーワードの季節性や地域性を分析できる
- メリット:トレンドを把握しやすく、時期や地域に合わせたコンテンツ戦略が立てられる
- デメリット:具体的な検索ボリューム数値は得られない(相対的な指標)
- 向いている人:季節商品や地域密着型のビジネスを展開している人
- 向いていない人:検索ボリュームの絶対値を知りたい人
- 注意点:数値は相対的な人気度を示すものであり、実際の検索数ではありません。
4. Ahrefs
世界的に有名な総合SEOツールです。
- 特徴:キーワード調査だけでなく、被リンク分析や競合サイトの流入キーワード調査など多機能
- メリット:非常に精度が高く、詳細なデータが得られる
- デメリット:月額費用が高額(19,900円〜)。操作が複雑で初心者には難しい。
- 向いている人:本格的にSEOに取り組みたい中級者〜上級者、予算のある企業
- 向いていない人:SEOをこれから始めたばかりの初心者
- 注意点:無料トライアルが提供されている場合があります。詳細は公式サイトでご確認ください。
5. Ubersuggest
Neil Patel氏が提供する比較的使いやすいSEOツールです。
- 特徴:キーワードの検索ボリュームや難易度、競合サイトの分析が可能
- メリット:日本語に対応しており、直感的に操作しやすい。無料トライアルあり。
- デメリット:月額費用がかかる(4,999円〜)
- 向いている人:手頃な価格で多機能なツールを求める個人や中小企業
- 向いていない人:無料ツールのみで完結させたい人
- 注意点:月額プランは変動する可能性があります。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
これらのツールを、自分の目的や予算に合わせて使い分けることが効果的です。
対策キーワードを設定する場所とコツ
選定した対策キーワードは、以下の場所に自然に盛り込むことで、検索エンジンにコンテンツのテーマを伝えやすくなります。
- titleタグ:ページのタイトルとして表示される部分。最も重要な場所です。
- h1タグ:ページの主要な見出し。titleタグと合わせて、コンテンツのテーマを明確にします。
- h2タグ・h3タグ:セクションごとの見出し。キーワードを適切に含めることで、コンテンツの構造が伝わりやすくなります。
- 本文:キーワードを自然な文章の中に組み込みます。無理に詰め込む必要はありません。
ただし、ここで絶対に避けたいのが「キーワードスタッフィング」と呼ばれる行為です。これは、対策キーワードを不自然なほど多く本文に詰め込むことで、現在のGoogleはこれをペナルティの対象としています。
あくまで、読みやすく自然な文章を心がけることが大切です。
対策キーワードに関するよくある疑問
キーワードは1記事にいくつ入れるべきですか?
明確な決まりはありませんが、基本的には1つの記事に1つのメインキーワードを設定し、それに関連するサブキーワードを自然に盛り込むのが一般的です。キーワードの数よりも、ユーザーにとって価値のある情報が提供できているかが重要です。
検索ボリュームはどのくらいが目安ですか?
これも絶対的な基準はありません。サイトの規模や競合状況によって異なります。初心者のうちは、月間検索ボリュームが100〜1,000程度のロングテールキーワードから狙うのが無難です。まずは小さなキーワードで成果を積み重ね、経験を積んでから徐々にボリュームの大きいキーワードに挑戦するのがおすすめです。
無料ツールだけでも十分ですか?
初期段階のキーワード選定であれば、無料ツールでも十分に役立ちます。まずはラッコキーワードやGoogleキーワードプランナー、Googleトレンドを活用して、基本的な調査に慣れることをおすすめします。本格的にSEOに取り組むようになった段階で、有料ツールの導入を検討するとよいでしょう。
まとめ:適切な対策キーワードの選定がSEO成功の第一歩
対策キーワードの選定は、SEO対策の土台となる重要なプロセスです。
- キーワードにはビッグ、ミドル、ロングテールの3種類があり、初心者はロングテールから狙うのがおすすめ
- 選定はテーマ決定から始まり、関連キーワードの洗い出し、グループ化、検索ボリューム調査、精査、決定という6つのステップで進める
- ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーなどのツールを活用すると効率的
- 選定したキーワードはtitleタグや見出しに自然に盛り込み、キーワードスタッフィングは絶対に避ける
この記事で紹介した手順を参考に、まずは小さなキーワードからで構いません。実際にキーワードを選定し、記事を作成してみることで、より実践的な感覚が身についていくはずです。対策キーワードの選定を丁寧に行うことが、SEO施策の成功への近道です。

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