冷蔵庫のドアポケットやキッチンカウンターに、飲み終わっていない缶飲料がごちゃごちゃと並んでいるところを見ると、なんとなく散らかった印象になってしまいますよね。かといって、缶を横に倒して収納すると、飲みかけの炭酸が抜けてしまうし、縦に並べようとすると奥行きが足りなかったり……。
そんなときに便利なのが「缶収納ケース」です。専用の収納ケースを使えば、缶をきれいに整列させられるだけでなく、冷蔵庫内のスペースを有効活用しながら、必要なときにスムーズに取り出せるようになります。とはいえ、マグネットタイプや積み重ねタイプ、引き出しタイプなど種類も多く、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、缶収納ケースの選び方のポイントを押さえつつ、おすすめの製品を目的別にご紹介します。冷蔵庫のサイズや収納する缶の種類に合わせて、ぴったりの一品を見つけてみてください。
缶収納ケースを選ぶ前に知っておきたい3つのポイント
缶収納ケースを選ぶときは、収納する場所と缶のサイズ、そして収納本数をしっかり確認しておくことが大切です。ここでは、購入前にチェックしておきたい3つのポイントを解説します。
設置場所で選ぶ:マグネットタイプか置きタイプか
缶収納ケースには大きく分けて、冷蔵庫の側面に貼り付けるマグネットタイプと、冷蔵庫の棚やキッチンカウンターにそのまま置く置きタイプがあります。
マグネットタイプは、冷蔵庫の横やドアの表面を利用できるため、限られたスペースを有効活用したい場合に便利です。ただし、冷蔵庫の素材によってはマグネットがくっつかないものもあるため、事前にご自宅の冷蔵庫がマグネット対応かどうかを確認しておく必要があります。また、缶を出し入れするときにマグネットの強度が足りないとケースごと落ちてしまうこともあるので、耐荷重もチェックしておきましょう。
置きタイプは、冷蔵庫の棚の上やキッチンの空いているスペースに設置するタイプです。積み重ねて使えるものや、引き出し式のものなどバリエーションが豊富で、収納場所の広さに合わせてレイアウトを自由に変えられるのがメリットです。設置場所の幅や高さを事前に測っておくと、サイズ選びに失敗しにくくなります。
缶のサイズを確認する:350ml缶と500ml缶
缶収納ケースを選ぶうえで、意外と見落としがちなのが缶自体のサイズです。市販の飲料缶は主に350ml缶と500ml缶があり、それぞれ直径や高さが異なります。
一般的な350ml缶は直径約66mm、高さ約122mm程度。500ml缶は直径約66mmで高さが約168mm程度と、高さが4cm以上違います。缶収納ケースの商品説明には「350ml缶対応」「500ml缶対応」と記載されていることが多いので、自分がよく飲む缶のサイズに対応しているかを必ず確認しましょう。もし両方のサイズを収納したい場合は、高さ調整ができるタイプや、500ml缶に対応した大きめのケースを選ぶと安心です。
収納本数で選ぶ
缶収納ケースは、一度に何本収納できるかも重要なポイントです。1〜2本用のコンパクトなものから、6本以上収納できる大容量タイプまでさまざまです。冷蔵庫内で頻繁に取り出す缶と、ストック用の缶を分けて収納したい場合は、用途に合わせて複数のケースを使い分けるのもおすすめです。
また、同じ設置場所でも、縦方向に積み重ねるのか横方向に並べるのかによって、必要なスペースが変わってきます。冷蔵庫の棚の高さに余裕があるなら積み重ねタイプ、幅に余裕があるなら横並べタイプというように、設置スペースの形状に合わせて選ぶとよいでしょう。
おすすめの缶収納ケース4選
ここからは、実際に市場で入手しやすい缶収納ケースの中から、特徴の異なる4製品をご紹介します。それぞれメリットとデメリットがあるので、ご自身の収納スタイルに合ったものを選んでみてください。
1. 山崎実業(tower) マグネット缶収納 ホワイト
まずご紹介するのは、収納グッズの定番ブランドとして知られる山崎実業の「tower」シリーズから、マグネットタイプの缶収納ケースです。
特徴は、冷蔵庫の側面にぴったりと貼り付けられるスリムなデザイン。マグネットが強力で、缶を出し入れするときにケースがずれたり落ちたりしにくいのがメリットです。見た目もシンプルでインテリアを選ばず、キッチン周りをすっきりと見せてくれます。
一方で、マグネットが付かないタイプの冷蔵庫では使用できない点がデメリットです。また、缶の収納本数はそれほど多くないため、まとめてストックしたい方には物足りないかもしれません。冷蔵庫横のわずかなデッドスペースを活用したい方や、頻繁に飲む缶を手元に置いておきたい方に向いています。
購入前に、ご自宅の冷蔵庫がマグネット対応かどうか、そして設置予定の場所の幅にケースが収まるかを確認しておきましょう。
2. ニトリ 缶収納ケース(積み重ねタイプ)
続いては、手頃な価格で手に入るニトリの積み重ねタイプの缶収納ケースです。シンプルなプラスチック製のケースで、縦に積み重ねて使えるのが大きな特徴です。
価格が比較的安いため、気軽に導入しやすいのがメリットです。また、積み重ねる段数を増やせば収納量を調整できるので、飲みかけの缶が増えてきたときにも柔軟に対応できます。キッチンカウンターや冷蔵庫の上に置いて、飲料コーナーとしてまとめるのもおすすめです。
デメリットとしては、積み重ねたときに高さが出るため、安定感がやや気になる点です。特に缶を出し入れするときは、全体が倒れないように注意する必要があります。また、デザインは実用的でシンプルですが、インテリア性を重視する方にはやや物足りないかもしれません。
コストを抑えつつ、缶の収納数を増やしたい方や、冷蔵庫の外で缶をまとめて管理したい方に向いています。
3. 無印良品 ポリプロピレン 缶収納ケース
インテリアにこだわる方におすすめなのが、無印良品のポリプロピレン製缶収納ケースです。無印良品らしいシンプルで美しいデザインと、半透明の素材感が特徴で、キッチンに置いても生活感を抑えてくれます。
素材がしっかりしているため耐久性が高く、長く愛用しやすいのがメリットです。サイズ展開もいくつかあり、冷蔵庫の棚やキッチンの収納スペースに合わせて選べるのも便利なポイントです。
デメリットは、価格が他の製品と比べてやや高めに設定されていることと、底面に滑り止めがついていない製品もあるため、設置場所によっては滑りやすいと感じることがある点です。
インテリアの統一感を大切にしたい方や、長期間使えるしっかりした収納ケースをお探しの方に向いています。購入時には、自分が収納したい缶のサイズに合った型番を選ぶようにしましょう。
4. 引き出し式缶収納ケース(汎用品)
最後にご紹介するのは、冷蔵庫の棚に置いて使う引き出し式の缶収納ケースです。Amazonなどで多数のメーカーから販売されており、缶を横に並べて引き出しのように引き出せるのが特徴です。
冷蔵庫の奥行きが深い場合、奥の方に入れた缶が取り出しにくいという悩みを解決してくれます。引き出しを引けば、奥にある缶も簡単に手に取れるようになるため、食品ロスの防止にもつながります。
デメリットとしては、引き出し機構の分だけ高さが必要になるため、冷蔵庫の棚の高さが低いと設置できない場合があることです。また、製品によってはプラスチックが薄く、強く引き出すと割れてしまうリスクがあるため、レビューなどを確認して品質の高そうな製品を選ぶのが無難です。
冷蔵庫の奥行きが深くて缶が取り出しにくいと感じている方や、整理整頓が苦手で奥のものをつい忘れてしまう方に向いています。
缶収納ケースを購入する前に確認したいこと
缶収納ケースは、購入前にいくつか確認しておくべきポイントがあります。ここでしっかりチェックしておけば、購入後の「思っていたのと違った」という失敗を防げます。
まずは設置場所の寸法を必ず測っておきましょう。特に冷蔵庫の棚に置くタイプの場合は、ケースの幅と奥行きが棚のサイズに収まるかどうかが重要です。マグネットタイプの場合は、冷蔵庫の側面に十分なスペースがあるかも確認してください。
次に、ケースの材質もチェックポイントです。プラスチック製は軽くて扱いやすい反面、経年劣化で割れることがあります。スチール製は丈夫ですが、錆びやすい場所での使用には注意が必要です。冷蔵庫内で使う場合は、結露による錆びやカビのリスクも考慮しましょう。
また、缶の出し入れのしやすさも大切です。特にマグネットタイプは、缶を取り出すときにケースごと動いてしまわないか、実際に店頭やレビューで確認してみるとよいでしょう。
よくある質問:缶収納ケースに関する疑問を解決
Q. 350ml缶と500ml缶、両方収納できますか?
製品によって対応サイズが異なります。商品説明に「350ml缶対応」や「500ml缶対応」と明記されているので、購入前に必ずご確認ください。両方のサイズを混在して収納したい場合は、高さに余裕のある大きめのケースを選ぶとよいでしょう。
Q. マグネットタイプはどんな冷蔵庫でも使えますか?
マグネットがくっつく素材(一般的なスチール製の冷蔵庫)であれば使用可能ですが、ステンレス製やガラス製の冷蔵庫にはマグネットが付かない場合があります。購入前にご自宅の冷蔵庫の側面やドアにマグネットが貼り付くかどうか、簡単に確認しておくことをおすすめします。
Q. 冷蔵庫の棚に置く場合、サイズ選びのコツは?
事前に設置予定の棚の幅・奥行き・高さをメジャーで測っておくことが基本です。特に高さは、ケース自体の高さに加えて缶の高さ分も必要になるため、余裕を持って選びましょう。また、冷蔵庫のドアポケットに収納する場合は、ドアの開閉時にケースがぶつからないかも確認してください。
Q. 缶収納ケースは重ねて使えますか?
積み重ね専用のタイプであれば、問題なく重ねて使えます。ただし、汎用的なケースを無理に積み重ねると安定性を欠き、倒れる危険があるので注意が必要です。積み重ねて使いたい場合は、製品説明に「積み重ね可能」と記載されているものを選びましょう。
缶収納ケースを選ぶときのまとめ
缶収納ケースを選ぶ際には、設置場所、収納する缶のサイズ、収納本数という3つのポイントを軸に検討すると失敗が少なくなります。
冷蔵庫横のデッドスペースを有効活用したいならマグネットタイプ、キッチンカウンターで缶をまとめたいなら積み重ねタイプ、冷蔵庫の奥行きを活用したいなら引き出し式タイプといったように、それぞれの製品に得意なシチュエーションがあります。ご自宅の収納環境と照らし合わせながら、自分に合った製品を選んでみてください。
今回ご紹介した製品は、いずれも市場で広く流通しているものばかりです。製品ごとにメリット・デメリットや向いている人が異なるため、実際の設置スペースをイメージしながら比較検討してみてください。

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